【カッターレース】第42回横浜港カッターレースの中止に対する対応について

令和7年5月25日(日)に開催を予定していた第42回横浜港カッターレースは、前々日の5月23日(金)の段階で実施日の天候悪化が見込まれたため、止む無く中止を決定しました。
このことについては、横浜港振興協会(以下「協会」という。)ホームページにおいて、5月23日に「中止のお知らせ」を、5月27日に「中止決定に関する今後の対応」を掲載しました。
「中止決定に関する今後の対応」では、
・実行委員会で中止決定に関する対応をしっかり振り返り、今後、その検証結果を踏まえ協会ホームページでお伝えする
・次年度以降の運営に生かしていく
ことを、お伝えしたところです。
 第42回横浜港カッターレース実行委員会(以下「実行委員会」という。)は、令和7年7月17日に臨時の実行委員会(以下「臨時実行委員会」という。)を開催、次の項目について検証を行い、適正と判断されました。
・中止決定の判断材料 気象庁その他複数の気象に関する発表を基に判断したことについて
・中止決定のタイミング 実施日の2日前に中止決定を判断したことについて
・中止決定後、実施予定日に天候が回復したこと 2日前に中止を決定し、当日に決定を変えることができなかったことについて

また、中止決定に対していただいた御意見も踏まえて協議を行った結果、次のとおり対応を決定しましたのでお知らせします。

1 経費の状況と返金の必要性について
中止決定した5月23日時点での運営経費の状況について、収入額(9,214千円。参加費3,930千円、協賛金3,680千円、その他1,604千円)から支出額(8,720千円。ポンツーンやブイの会場設営の手配、曳航船の手配、山下公園に設置する制作物やプログラムなど)を差し引いた残額は、494千円でした。
なお、例年、カッターレースの運営は参加費と協賛金だけではすべての支出を賄うことができていないため、協会が赤字補填として負担金を支出しています。そこで、今年度も、昨年度と同額の200万円を協会が負担することとし、収支差引残額の約50万円と合算した約250万円から振込手数料その他事務経費を除いた額を原資として返金することを決定しました。

2 協賛金について
臨時実行委員会では、以下の意見に基づき、協賛金は返金しないことを決定しました。
・協賛金は、団体名のPRを目的としており、参加者の負担する参加費とは性質が異なる。
・協賛企業等への返金をしない分、参加者への返金を手厚くすべきではないか。
・協賛企業等名のPRについて、中止した場合にもメリットが享受できるよう、次年度から工夫されたい。

3 参加費について
返金に必要な事務的経費を除いた額を原資とし、参加費を返金することを決定しました。
各チームへの返金額は、参加費の半額(1万5千円)としました。
※小学生チームの参加費は、実施日に、1チーム当たり1千円をお支払いいただくこととしていました。中止決定に伴い、請求しないこととしました。

4 次年度以降に向けた対応について
実施の2日前に中止を決定したことに対しては、「中止決定のタイミングが早かったのではないか」という御意見を複数いただきました。
参加決定チームには「レース実施の有無は当日6時45分以降に協会HPで発表します。」とアナウンスしており、御指摘は真摯に受け止めるべきとしました。
また、協賛金に係る協賛団体名の周知に関して、プログラムへの掲載や会場設営物への掲示などの方法に加え、事前にカッターレースのホームページに掲載するなど、PR方法を検討していきます。
横浜港カッターレースはこれまで事前に中止を決定したことはありませんでしたが、今回の経験とお寄せいただいた御意見を今後の運営にしっかり生かせるよう、実行委員会では今後も協議を重ね改善に努め、次回のカッターレースに係る募集案内に反映することとしました。

横浜港カッターレースを引き続きご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

横浜港カッターレース実行委員会事務局(横浜港振興協会)